中道農園に行ってきました
こんにちは。
6月から社員となりました、なの蔵キッチン担当の酒井です。
このたび中道農園に訪問させていただいたのでご報告させていただきます。
最初に案内されたのは合鴨農法でお米を作っている田圃。
合鴨農法とは害虫・雑草をカモに食べてもらい無農薬でお米を作る農法で、現在中道農園では8枚の田圃で実施しているそうです。
田圃に着いてまず思ったのが、カワイイ...。稲と稲の間を合鴨とアヒルの雛が泳いでいました。
近付いていくとDashで逃げていく合鴨達。最高でした。
今年は、熊本の震災の影響で合鴨が入荷できなかったので、急遽アヒルを入れたそうです。元々合鴨は、マガモとアヒルとの交配種なので相性がいいんでしょうね。
"毎日餌をやったり、合鴨が食べられないようにカラス除けのネットを張ったり、犬・猫・イタチ除けに電気柵で囲ったりと手間はかかるが、美味しいお米がとれる。そして何より可愛い。愛らしい。見ていて和む。"と、中道さんはおっしゃってました。
"アヒルの肉は初めて食べるな~ 美味しいのかな~ "とも・・・。 食育です。食物連鎖です。命は繋がっていきます。
次に鶏舎の見学をさせてもらいました。
一般的に市販されている玉子はケージに鶏を入れ、24時間エサ・水を与えられ、明かりもつけっぱなしで機械的に作られているそうです。運動をさせないので病気にもなりやすく抗生剤を接種・投与されます。
一方、中道さんは平たい地面で鶏を放し飼いにする平飼い(ひらがい)という育て方をしています。
鶏たちはエサを食べたり、砂浴びをしたり、止まり木の上で休んだりと自由にしていました。ストレスフリーです。
中道さんも毎日、朝・夕のエサの配合や分量を変えたり、鶏舎の気温や湿度・風通し等に気を付けているそうです。
"毎日世話しないといけないから、鶏飼いだしてから家族旅行なんか行ってないよ"と、中道さん。 頭が下がります。
そんな手間暇かけて作った玉子は、生臭さがまったくないです。ナマグササフリーです。
わざわざ中道さんの家に買いに来るほどファンが多いそうです。
以上、中道農園にいってきましたの報告でした。
長々とありがとうございました。
農業も料理と同じで、相手を思いやる"ありがとう"の精神で成り立っているのを感じられる一日でした。
なの蔵 酒井