"おしゃれなCAFEで働きたい。"そんな安易な私の考えから出会ったお店。それが今の「アップハート」でした。3年間勤めた保育士を辞め、次に浮かんだ仕事は、学生時代楽しかったアルバイトの飲食業。お客様が自分の姿を見て、良くても悪くてもすぐ声が返ってくる。「悔しい」「嬉しい」、その起伏が激しいほど、次により大きなやりがいを感じていました。
目にとまった"無農薬野菜"の文字。保育士時代、子どもと自家菜園で大事に育てた野菜を食べた時、大人ながらに野菜そのものの味に感動してしまいました。そしてもっと嬉しかったのは、いつもは絶対口にしない子どもが嬉しそうに頬張っていること。本当のおいしさって伝わるんだなと思いました。仕事をするなら、やりがい、そして自分が誇れるものを与えていきたい、そう思いました。
お酒を飲みに来る方は、「何を食べたいか？」だけでお店を選びません。会社で使う為の雰囲気重視、ちょっと普段とは違う遊び心、ワインが豊富にあるお店…前職と違って子どものように素直に受け入れてもらえるはずもなく、大人はとても正直ですね。悩む事も多いです。けれど一番多いのはそのお店の"○○に会いたい！"と思って来てくれること。人が惹かれるのは「人」でした。
アップハートのお店はジャンルは様々でも、常連のお客様は殆どどのお店にも来てくれます。だからこそ作業的な仕事だけでなく、気持ちのこもった仕事"気遣い"が必要です。私にはまだまだ足りないもので、お客様がそれを教えてくれています。与える仕事のはずが、こちらが学ばせてもらっていました…。専門的な事だけでなく1人の「人」として成長できる今の職場。これからも大きくなっていきたいと思います！
